今年の2月に訪れた石垣島、余り蝶が活動しない時期であることに加えて天候も良くなかったため撮り残した蝶が少なからずありました。そこで思い立って10月中旬に再訪したので何回かに亘って紹介します。尚、前回の石垣島遠征記は3月2日~4月6日(20回)に投稿しています。 mats

花にとまるとすぐに羽を閉じてしまうツマムラサキマダラ(バンナ公園)。とまった直後だけパタパタと羽を開くのでそのタイミングを逸すると今度は飛び立つ瞬間を狙うしかなくなるのでその都度根比べという厄介な蝶。それに加えてこの季節、前回訪れた2月とは違い下草にとまるのはまれで殆どハマセンダン、カラスザンショといった樹上の花を訪れるので下から見上げた望遠での撮影を余儀なくされる。上はハマセンダンの樹上の花に飛来するツマムラサキマダラのオス。前回訪問時は個体数も少なくなかなか撮影機会に恵まれなかったが今回はあちこちで出会うことができた。オオムラサキ、コムラサキといった厚みのある紫の幻光とはひと味違う南国の紫を存分にまぶたに焼き付けることができた。ツマムラサキマダラは幼虫時代にキョウチクトウ科、クワ科の植物を食し他のマダラチョウと同様に「体内にその毒素を蓄積し鳥は一度食べると嘔吐することから2度と食べない」とされているが、どうやって調べたのかはちょっと興味と疑問の残るところ。但し、人間には無害であり、触ると皮膚がただれる毒蛾とは違う。

裏はいたって地味な蝶。まあ、表も派手かというと寧ろ慎ましい方かもしれない。ただ、紫と白班の組み合わせのデザインセンスには造物主(・・がいたとしたら)に脱帽する。ハマセンダンに飛来するオス。

珍しく下草、センダングサで吸蜜していた。上からの方が格段に撮りやすい。

センダングサに飛来するメス。オスと違って至って地味。前羽の紫の幻光部分は個体により広かったり、ほとんどなかったりと地味度合が異なる。

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