先日、相棒のmatsさんと取材(?)のため朝早くから高尾山へ。
頂上までの山道の両側斜面にはキジョランの自生しているのが見え、何かアサギマダラがふんわりと優雅に滑空してきそうな予感はしていたのですが、これまで春には見たことがないので、そのまま頂上へ。そこで、花の蜜を求めて現れるチョウを待つことにしました。
レンゲツツジはほぼ終わりかけていましたが、ちょうど満開のオオムラサキツツジが一株あり、カラスアゲハ・オナガアゲハ・クロアゲハ、さらにはミヤマカラスアゲハまで入れ替わり立ち代わり現れます。しかし、どれもあわただしく蜜を吸ってはまたどこかへ飛び去ります。そんななか、アサギマダラも1頭一瞬だけ姿を現したのですが、単に通過しただけで、シャッターを切るにはあまりにも時間が短かすぎました。残念に思うと同時に、春にアサギマダラに出会えたことに感激しながら、もう一度くらい姿を見せないかと少し期待していたのですが、その後はなかなか現れず。そして、昼も過ぎたのでそろそろ撤収しようとしていたその時でした。こちらの密かな期待に応えてくれたかのように再び戻ってきたのです。高い梢から木の葉がひらひら舞い落ちるように私の目の前に。

しかし、そのオオムラサキツツジには見向きもせず通り過ぎ、傍らのまだ少しだけ残っていたシャガの花へ一直線。そこでゆっくりと吸蜜を始めたのです。フジバカマとかヒヨドリバナさらにはノアザミなどが好きなのは知っていますが、シャガのようなアヤメ科の花に来るとは全く意外な感じがしましたが、そうなのです(上の写真)。

シャガのあとは、白い小さな花を咲かせるコゴメウツギでしばし吸蜜し、またどこかへ。
この間僅か1-2分。ですが、とても充実感が感じられた時間でした。

渡りをするチョウ、アサギマダラ。でも、高尾山にはキジョランがたくさん自生していて、幼虫のエサには事欠きません。ということで、渡りをせずに高尾山で世代交代をしているものも数多くいるようで、その意味では春に出会えることは意外でも何でもないのです。どうしてもアサギマダラには南へと渡りを始める秋のイメージが一般的に強いのかもしれません。

(Henk)

参考 蝶図鑑 アサギマダラ
これは一体、何?

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