蝶の羽には全体としての美しさの他に、鱗粉の配列が織りなす模様と色彩の中心となるディテールがあります。私たちを惹きつけてやまない蝶(及び番外)の魅力をシリーズでデザインのディテールから迫ってみました。

金緑色に輝きながら独特の「T」の字の形で上空をゆっくり飛ぶ姿をみるとすぐにタマムシだとわかります。この緑ー青ー赤紫の美しい色は、タマムシの羽、及び体を覆っている硬いキチン質が薄膜を重ねたような多層の膜構造になっていて、この膜による光の干渉(シャボン玉を想像してください)の結果です。構造的な発色につき、色褪せすることは殆どありません。1400年前の飛鳥時代に造られた法隆寺の「玉虫厨子」はタマムシの羽をあちこちに張り付けたものですが、今でもその一部に相変わらず特有の輝きが見られます。下は高尾山4号路の倒木のまわりにいたタマムシ(7月下旬)。

mats 参考 投稿記事 高尾山山頂 タマムシが飛んだ

 

 

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